専門学校と聞いただけで、大学より格下に見られてしまいますが、大学よりレベルが高い専門学校があるのです。
これは美大関連の話です。
東京五美大は、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、女子美術大学、日本大学藝術学部。
これ以外の美大は、はっきり言って進学しても意味がないというか、まともに就職できません。
それなのに、専門学校かと思われるでしょうが、東京造形大学を設立したのは桑沢デザイン研究所。

桑沢デザイン研究所の卒業生を見ると驚きです。
青葉益輝さん、亀倉雄策さん、田中一光さん、原弘さん、浅葉克己さん、葛西薫さん、中島信也さんなど、日本を代表するような方が多数いるのです。
亀倉雄策さんは、1964年東京五輪のポスターをデザイン。
青葉益輝さんは、1998年長野冬季オリンピックのポスターをデザイン。
昔は、大学ではなく桑沢デザイン研究所の方がレベルが高かったのです。
今は、当然ながら、多摩美術大学、武蔵野美術大学がリードしていますが。
その歴史も知らずに、長女の第2志望は桑沢デザイン研究所。
桑沢デザイン研究所は美大同様に入試があり、専門学校と言えども難易度は高いです。
むしろ、第一志望の大学より厳しいかと思います。
なんで桑沢デザイン研究所なんてマニアックな学校を選んだのか?
それは、桑沢デザイン研究所も見に行かないとと、学校見学に行ったから。
しかも、桑沢デザイン研究所があるのは渋谷なので交通の便は良いのです。
桑沢デザイン研究所に合格できれば、下手な美大より就職は有利なのですが、時代は変わり大手企業の新卒募集は4大卒が原則となっているので、大手への就職は無理です。
ですがデザインの仕事は実力勝負。
大手へ就職出来なくても、仕事で大きな賞を取れば、すぐに大手から声が掛かります。
娘はないも知らないというか、何も考えずに第2志望として桑沢デザイン研究所なら簡単に合格できると思い書いたのだと思います。
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