私が勤めている会社には、東京大学を卒業された方が多数います。
先日、会社の飲み会の時に聞いた話なのですが、東京大学を卒業された方、俺はそのまま東京大学大学院に進学したけど、◯◯君は学歴ロンダリングなんだと、聞きなれない言葉が。
この学歴ロンダリングのことを聞いてみると、MARCHクラスの大学を卒業し、その後、東京大学大学院に進学すれば、最終学歴が東京大学大学院卒業となり、東大卒として就職活動ができるので有利なのだとのことでした。

数年前に、週刊誌などで話題になっていたようです。
大学院の入学試験は大学進学以上に難易度が高く、MARCHクラスの大学でも特別に優秀な方だから、東京大学大学院に合格できたのだろうと思ったら、これは間違え。
大学院の入学試験は、難易度が低いらしく、通常の大学入学試験とは比較にならないほど簡単とのことでした。
学歴ロンダリングなら、夢がかなう?
これなので、大学を卒業してすぐに就職するよりも、あと2年間頑張って東京大学大学院卒業として就職活動をした方が将来を考えてもメリットが大きいとのことでした。
これって東大以外にもあるの?東京芸術大学は?と聞いてみると、◯◯君は芸大卒と言ってるけど、あいつも学歴ロンダリングで、他の美大から東京芸術大学大学院の修士課程美術研究科に進学したとの話。
これは、今どきの大学生の間では常識的な話のようでした。
こんな話は聞いたことがなかったですが、少なくとも大学院に進学するためには、4年生大学を卒業していることが条件です。
4年制大学の場合は編入が可能。
4年制大学への編入は、対象者を短大と高専に限定している大学もあるようです。
美大を調べると、武蔵野美術大学は、3年次・2年次の編入学試験があり、2年次編入学試験を受けるための条件は以下の内容でした。
学士の学位を有する者。
短期大学を卒業した者。
高等専門学校を卒業した者。
大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者。
こんなことがあるなんて知りませんでした。
大学は入学したら終わりではなく、入学してからもさら上位の大学を目指せば、このようなことが可能なのです。
娘はまだ高2で、私が悩んでいるのは学費の問題。
大学卒業後、2年間も大学院に通うとなると、それだけ出費が増えるのです。
男の子なら将来のためにと、意味のある投資だと思いますが。