長女の美大受験は、画塾(美大予備校)にも行かずに、ひたすら自分の描きたい絵(PCで)での勝負でした。
通常の美大受験は、画塾(美大予備校)に行き、鉛筆デッサンやデザイン(色彩構成)を学ぶのか基本。
この様な受験対策をしなければ、美大受験は厳しいのが現実と言うか、合格することは不可能です。
それなので、進学校に通っている次女は、高2から画塾(美大予備校)に通っています。
ところが、長女は画塾(二人行かせる余裕もなく)にも行かずに、ひたすら自分の描きたい絵を書き、AO入試を受けました。
AO入試には、ポートフォリオも必要で、その対策も画塾(美大予備校)は行っています。
私もその知識はあるので、イラストレーターを使ってポートフォリオを作るように話をしたのですが、自分でできるからと、私のアドバイスも聞かずにワードで作りました。
それが驚き!
ワードでこんなことが出来るのかと言った感じのポートフォリオを作ったのです。
そのポートフォリオと、オリジナルの作品でAO入試。
AO入試は、複数の受験生が、各自自分の作品のプレゼンテーションを行い、その質疑応答を応答する形式。
その後個人面談。
その様子を受験後に聞いたら、他の受験生の作品はレベル低すぎで、自分が一番目立っていたとの事。
これを聞いていたので、問題ないかとは思っていましたが。
その結果は、AO入試合格。
正式に合格通知が着ました。
画塾(美大予備校)にも行かずに合格できたのですから、これはとても嬉しいです。
短大ならと馬鹿にする方もいるかと思いますが、4大へは短大を卒業すれば無条件で編入できます。
なので、4大合格と同じ。
4大の場合は、受験時にどの学部に行きたいのかを決めて受験をする必要があり、これが一番の問題でした。
短大は、1年生は広くデザイン全般を学び、2年生になる時に行きたい学部を選びます。
これなので、デザインを学びたいけど、専攻までは絞り切れない場合は短大がお勧め。
さらに、卒業時に学びたいことが決まれば、同じ大学ではなく、他の大学の編入試験を受けることも可能。
これを思うと、美大受験は画塾でデッサンを学びと、人と同じことを頑張っている次女より、やりたい事だけをやるという長女の方が。将来的には可能性があるのではと個人的に期待してしまいます。
長女と私は似ているところがあり、私も高校生の時は同じように考えており、実力で転職して今の会社の正社員になりました。
本来は大手に転職し、コネクションをえてさらに転職。
その後は独立を考えていたのですが、娘が生まれたことで安定を選び、この状況になってしまいました。
独立していたら、娘と過ごす時間もなく、仕事と接待の日々になっていたかと思います。
お金は稼げたかと思いますが、安定を選び今の会社にいたので、娘と過ごす時間は多く、一緒にキャンプに行ったり出来たのでこれでよかったのかと思います。
お金はなく、苦しい生活は続きますが、50代親父なのに娘とは良好な関係。
うざいとか文句が多かった娘が、合格発表で今は素直ないい子に。
数日でまた話しかけても、うざいとかまた文句を言うようになるかと思いますが。